例えば、ニューヨークタイムズ紙でベストセラーになった「Still Alice」(50歳をすぎた頃、初期のアルツハイマー病と診断され、夫と三人の子供、キャリアを手にした幸せな暮らしから、一転、悲嘆と混乱の中に放り込まれるハーバード大学教授アリスの物語)やAmazon Encoreの第一弾に選ばれた「Legacy」(マンハッタンの女性検事を主人公にしたスリラー)といった本は自費出版だそうだ。
アメリカのブックフェア、Book Expo Americaの規模が小さくなる中、今年は史上初の自費出版ブックフェアが開催されることになっている。精彩を欠いた大手出版社比べて、自費出版はとっても元気!だそうだ。
アメリカは自費出版するにも、かなりリーズナブルな値段で出来る。装丁にお金をかけず、「物語」を楽しむことに重点を置いているからだろう。日本では「本を出すのはお金がかかる」というイメージがあるが、今はそんなことはない。「本」を出したい気持ちと、お財布の気持ちがちょうど一致する「出版」があるはずだ。
あきらめずに、どうすれば自分の作品を「本」にできるか、アンテナを張り続けて欲しい。
必ず、自分にぴったりの「出版」に出会えるはずだから。