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創作の原動力

先日、読売新聞の人生相談欄に、東北大震災を被災された若い女性からの投稿が掲載されていました。内容は、津波から逃げる際、一緒に逃げていたお祖母様を置きざりにしてしまい、結局お祖母様は亡くなり、後悔と罪悪感に苛まれる日々が続いている、というものでした。体力のないお祖母様は、「私のことはいいから逃げなさい!」と孫であるその女性を先に行かせたそうです。

この相談を読んで、私だったらどう応えるだろうか、私がこの女性だったらどうしただろうか…としばし考えを巡らせていました。その女性の立場に立ち、祖母の立場に立ち、そして相談者の立場に立って、想像力をめいっぱい働かせていました。

そして、ふと、創作とはこういうことかもしれない…と思いました。もちろん、他者の気持ちを慮るのは結局、「自分」の感性なので、哲学的な表現をすれば他者になることはできません。しかし、その他者になってみようとする気持ちの動きが、「創作活動」の原動力になるのではないかなと思いました。

(蛇足ですが、自分ではない他者の気持ちを想像することで、私たちの視野は広がっていきます。その視野の広さが、立場を超えた思いやりや深みのある判断ができる人間に成長するのだと思います。)


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